
三ちゃんアクアリウム飼育係のグアン兄です。
今日は「三ちゃんアクアリウム」について少々述べたいと思います。
もしかして犬の飼い方に新たな一石を投じることになるかもしれません。
「三ちゃんアクアリウム」は熱帯魚館と自然館の二種類ございまして、今日は自然館の話です。
自然館は基本的に老母が採ってきた魚を飼育していまして、この中にザリガニが二匹います。
なぜプレデターのザリガニが水槽の中にいるかと申しますと、去年の8月頃老母が
タナゴやメダカを掬いに行ったとき、ザリガニを一緒に10匹以上つれてきたことがあったからです。。
案の定家に着く前にバケツの中のタナゴは半数以上両断されていました。

危なくて仕方がないので、ザリガニだけ分けてザリガニ館としました。
ちなみに老母は捕まえるのは好きですが、別段面倒を見ることはしませんので、結局私が世話をすることになります。
ザリガニは飢えると共食いしますから、餌をふんだんに与えなくてはいけませんが、
そうすると水が汚れ腐敗臭が漂いますので、結構頻繁な水交換が必要です。
ですが、冬が到来すると私も面倒になりまして、冬眠しているだろうからと相当の期間放っておきました。
(正直忘れていたのですが)
春が来たので、恐る恐る蓋を開けたらグチャグチャの恐ろしいヘドロのような感じになっておりました。
詳しい描写は避けます。

気の毒なことをしたと思いながらも、所詮要注意外来生物ですので、
それ以上は特に何も思わず畑に捨てに行ったところ、
よろよろと小さなザリガニが一匹はい出して来ました。
古来中国で行われていた呪殺法「蠱毒」のようでございました。
4ヶ月ほど暗闇の中で餌もなしに生き抜いた奇跡のザリガニを見て
私は南極物語を思い出しザリ太郎と名づけ自然館に戻しました。
2~3日後の話ですが、餌をやろうとするとザリは脱皮していましたので、
それを取り除こうとするといきなり動きだしました。
声を上げて驚きましたが、なんともう一匹自然館の中に入っておりました。
二匹いたのですね。
くどいようですが南極物語を思い出しました。
ザリ太郎よりも小さいのでザリ次郎と名づけました。

二匹は地獄の住処から天国のような環境に変わりましたので、実に生き生きと動き始めました。
自然館には泥鰌が数匹いますが、ザリガニの前を泳ぐときは三匹ほどラインを組んで泳いでいますね。
自然館の他の生物にとっては真に迷惑な話でしょうが、
緊張感がない世界は世界中どこを探しても天下りした官僚くらいしかないものです。
それにつけてもザリガニは水を相当程度汚します。
(汚す理由は前述しました。)
水交換が面倒な私は二匹のザリガニを大きい樽に移しましたところ、旺盛な食欲ぶりを見せつけていたのに、
急に元気がなくなり全然食べなくなりました。
ダイエットでもしているのだろうと放っておいたのですが、高蛋白、高カロリーの魚
(死んだ熱帯魚)などを与えてもまったく動きません。
自然館にいたときは5分もしないうちに丸々食べていたというのに。

桶にいつまでも死んだ魚が浮いているという実に気持ち悪い数日が続きました。
奇跡のザリガニ、ザリ太郎とザリ次郎でなかったら、私はこのままにしておりましたが、
最悪な環境を生き抜いた二匹です。
水換えを面倒がらずにやろうと再び自然館に戻しました。
数時間もしないうちに元気を回復しました。
ザリガニの分際でストレスを感じていたとでもいうのでしょうか。
鬱病くらいなら発症しそうな気もします。
そしてあまりにも元気になりすぎてザリ太郎は泥鰌を一匹捕食しておりました。
自然館の泥鰌はすでに一年以上生き延びているので、それ相応に愛着がわいており、
泥鰌の繁殖についていろいろと工夫しておりましたので、実にショックな出来事でございました。
どこまで私の手をかければ気が済むのでしょうが、このザリガニは。
館長の駄犬の前にザリガニを置けば気の済むまでいたぶりますが、
しかしそれは少々かわいそうです。
果てさて、どうすればいいのか。
頭を悩ませております。

ps 犬の飼い方に何の関係もなかったですね。
書いているうちに何か関係性ができるかもと思っておりましたが、遺憾な結果になりました。
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