
老母が家にいるのにブログを書く気力がないというので代筆しているグアン兄です。
先日白犬君が亡くなりました。
享年15歳でした。

駄犬ブログの初期の頃からよく白犬君として登場していましたが
この犬は確かに名前がついておりませんでした。
ワンコとか白とか飼い主から呼ばれておりました。
目もあかない小さい頃、道端に捨てられていたのを拾われて育てられていました。
拾ってきた女性は44歳の若さで幼い子供を二人残して天国に旅立ちましたが、
白犬君はそれからも長生きしまして、小学生だった娘が今年成人式を迎えました。

大きい犬なのですが、気性の穏やかな犬でした。
この犬が吠えたところを私は聞いたことがありません。
そして同じ雑種ということもあるのか、駄犬と仲が良かったようです。
もっとも、猫は嫌いみたいであのチン猫もこの家の周囲には近づきませんでした。
そのへんも駄犬と気があったのかもしれません。
駄犬はチン猫によく虐められているようですから。

ブログでよく駄犬が白犬君を小馬鹿にしているような口調な時がありまして
私は駄犬の生意気さに髭を引っ張りたくなる時がありましたが
今は「小さい腕白な子供を遊ばせる老人のような感じをよく表している」と
そんな風に考えております。
駄犬は一丁前に好き嫌いがありまして嫌いなおやつは食べないのですが、
白犬君には好き嫌いがありません
小さい元気な犬がおやつをもって遊びに来るというのは彼にとっても嬉しいことだったのかもしれません

亡くなる前日も白犬君は水の入った椀を所定の位置にもどしていたそうです。
ご飯の入ったお椀は重かったのかそのままでした。
この犬は必ずトイレは所定の位置で、椀は飼い主が入れやすいように戻す犬でした。
それができない日に亡くなったのですね。

駄犬は白犬君が亡くなったことがわからないようで探し回っております。
多分これからもあそこに行くたびに探すのでしょう。
駄犬の面倒を見てもらった白犬君の冥福を祈っております。
本当に優しい犬でございました。
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