
別段老母が旅行に出かけているのではないのに勝手にブログジャックをしているグアン兄でございます
寒い毎日皆様いかがお過ごしでしょうか
ご自愛くださいませ
ところでこの画像の駄犬の顔、一体何をみているのでしょうか
バイクで自宅30メートル手前で転んだ私を見ているかのような顔でございます
さて面白い画像を見つけました

ゴマをすっている駄犬
相も変わらず意味不明な写真を撮っている老母でございます
実はこの画像を見て文想がでてきたのでございます
ゴマをする
へつらい、おもねり 追従などいい意味ではありませんが
私から言わせると組織に生きる人間にとってもっとも重要な対人スキルであるといえましょう
まずゴマをする相手を定めなくてはいけません
ここを間違えるとただの馬鹿になってしまいます
馬鹿には上手なゴマはすれませぬ

またゴマのすり方には一流のゴマすりと二流のゴマすりがございます
二流のゴマすりは皆様よくご存知だと思います
しかし一流のゴマすりともなりますと外からはゴマをすっているのか
本心から出ているのか判別が付かない
そしてそれを一過性ではなく相当長期間において続ける
ゴマをすっている本人もそうと信じ込む
ここまでくるとゴマすりも神に入っているといえましょう
しかしその上のゴマすり、超一流のゴマすりが存在いたします
通常のゴマすりとは自分を下げることにより相手を持ち上げ気持ちよくさせるのでありますが
超一流は逆に自分を持ち上げる
一例を古典から出しましょう

国士無双で有名な淮陰侯韓信でございますが、あるとき高祖と将軍達の能力について
あれこれ話しておりました
人の話ほど面白いものはございません
「あの男はどれくらいの兵を率いられる?」
「まあ、三千がそこそこでしょう」
「うむ、そうだな ではあの男は?」
「五万というところでしょうか」
「朕と一致するな ところで朕はどれくらい率いられる?」
「まあ、十万というところでしょうか」
「案外少ないな じゃあお前は?」
「多々益々弁ず 臣は多ければ多いほど良いのです」
後世兵仙とまで称えられる韓信でございますから自讃ではないのですが
ここで高祖は怒ります
「じゃあ、なんで俺の部下になってんだ!」
武力で天下をとった男に武力で勝るといったらそれは面子が立ちません
超一流のごますりはここででます
「陛下は将に将たる器 天授の才でございます とても人力で及ぶところではありませぬ」
兵を率いる将軍達の将軍になれる器といっているのでございます
自分の能力をアピールしながらも相手を持ち上げる
これが超一流のごますりでございます
つまりゴマをする側にも根幹となる才能と能力がないと超一流のゴマはすれないということになりますな

ゴマすりというのは実に難しいものでございます
今までの人生で培ってきた経験・識見を全力で働かせないといけません
私はゴマをすれずとろろ芋と卵ばかり擦っております
BYグアン兄
■ブログ村ランキングタグ
にほんブログ村